国産では珍しいドイツ風セルベラートサラミの逸品。
ドイツの朝晩は熱を加えない食事が一般的で食事の主役はパンと生ハムやチーズそして数々のサラミです。
生ハム同様、種類豊富なサラミが食卓を飾ります。
モモ肉とバラ肉並びに香辛料と発色剤を高速カッターで混ぜ合わせてケーシングに詰めます。あとは熟成を待つだけですが、このサラミの製造は冬季限定で、山形の寒冷な気候を活かして自然な環境下で熟成並びに乾燥させます。
約45日間の熟成期間を経て乳酸発酵が進み爽やかな酸味のセルベラートサラミになります。
温度と湿度の管理が重要で温度が高いのはもちろんご法度ですが、温度が低すぎても発酵が進まず、熟成期間が必要以上に長引きます。
特にスターター(培養したカビの一種)や酵母を使わなくても常に安定した品質のサラミに仕上がるのは、工場内にある有益な常在菌が作り出す産物といえます。
まさに山形の気候が生み出す逸品といえます。